後の月

今日は投票日であるが、よんどころない事情で昨日のうちに投票を済ませた。
さて、今回の硯潮句会の兼題は「後の月」と「木の実」であった。
まずは後の月であるが、陰暦9月十三夜の月、8月の十五夜の月に対して後の月と言い、今年は11月1日に当る。そういった意味では今年の後の月はまだ見ていないので、過去のイメージで詠むしかない。
また、十五夜を芋名月と言うのに対し、後の月は豆名月、栗名月ともいってこれらの作物を十五夜同様に供える。また、樋口一葉の同名小説や歌謡曲の影響で、一般的には十三夜として親しまれている。
十五夜の絢爛な月に対し、十三夜は時候も夜はかなり冷え込み物悲しい雰囲気が漂う。人によってはその物寂しい趣を好む人もいるだろう。
その後の月を詠んだ今日の一句をご紹介しよう。

  塾の子の急ぐ帰り路十三夜  英世

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水戸黄門が戻って来た

夏の始めに昔は一年中寝茣蓙で寝ていた話をしたが、先日とうとうその寝茣蓙とさようならした。気温17度では止む終えないことであろう。
寝茣蓙とさようならしと思っていたら、今度は人気のテレビシリーズ「水戸黄門」が6年ぶりに茶の間へ戻ってきた。
老公役には福岡出身の御存じ武田鉄矢で、東日本大震災復興を後押ししようと、舞台を東北に世直し旅が始まった。
このシリーズは10月4日からBS-TBSで始まっていたのだが、実は初日は飲み会で遅くなって見ることは出来なかった。
その後の放送をしっかり見たところでは、武田鉄矢の老公役は今までの時代劇専門役者とは一味違って、どこなく泥臭く庶民的な黄門様であった。
また、常連の助さん、格さん、風車の弥七は私の知らない役者ばかりで、私が昨今の芸能界に疎いことをつくづく知らされた。
ドラマの内容は何時もの通りであるが、家内とめったに同じ番組を見ない私が、この武田黄門様だけは食事をしながら一緒に見ることになるだろう。

  日本の勧善懲悪爽やかに  英世

水戸黄門 水戸黄門歴代

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一句の風景

鏑矢の風切る音や天高し

秋の祭は夏祭と違って、しっとりとした神事的な雰囲気が強い。
この句は福岡市西区の飯盛神社の流鏑馬神事を詠んだものである。
流鏑馬(鏑流馬、やぶさめ)とは、疾走する馬上から的に鏑矢(かぶらや)を射る、日本の伝統的な騎射の技術・稽古・儀式のことで、各地の神社で行われる。
中でも五穀豊穣、武運長久、無病息災を祈って行われてきたこの飯盛神社の流鏑馬は、400年と歴史も古く大勢の見物客で賑ふ。
その流鏑馬の鏑矢の音と秋空を詠んだ句である。
2014年(平成26年)10月「季題:秋高し(秋)」

「六本松421」

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9月末にJR九州が開発した複合施設「六本松421」が、福岡市中央区六本松の九州大学六本松キャンパス跡地にオープンししたというのでこのほど訪ねてみた。
ちなみに「六本松421」の名称は、所在地の六本松4丁目2番1号に由来するということであった。
一般的には、商業エリアの蔦屋書店やスーパーマーケットの六本松マルシェに目が行くところだが、私は一目散に福岡市科学館に行った。
科学館では小学生と思われる子供たちが、いわゆる科学の不思議に挑戦しては大きな声を上げて楽しんでいた。
私も一通り見学した後に科学館の図書室に行った。
そこには科学や自然に関する書籍が部屋いっぱいに並べられていた。私は迷わず「淡水の魚」と言う本を手に取った。
そこには子供の頃釣りや網で追い回した泥鰌や鮒、鯉、鯰、雷魚、鮠等のことが詳しく書いてあった。今は見なくなった魚も多く、しばし子供の頃に戻って気が付けば2時間以上もたっていた。
最後は屋上庭園から緑の残る街の風景を楽しみながら、これからまた訪れる楽しい施設ができたことにを素直に喜んだ。
写真は「六本松421」の外観。最寄り駅は地下鉄七隈線の六本松駅(画像:JR九州)。

  子供らと月の話もしてみたし  英世

アサギマダラ

アサギマダラ、漢字で書けば「浅黄斑」または「浅葱斑」と書く大型の蝶がいる。
資料によれば、「アサギマダラは体長4~5センチの濃茶色地に青白い斑紋があるアゲハチョウよりも大きな蝶で、斑紋部分は半透明、胴体もまだら模様になっている。
本州・九州・四国で唯一見られるマダラチョウの仲間。移動性が強く、マーキング調査では数百キロも離れた場所で発見されることもある。初夏から発生するが、晩夏から秋にかけて見る機会が多くなる。」とあった。
そのアサギマダラが植物園に飛来したと聞いて昨日の午後に会いに行った。
いたいた、アサギマダラは植物園に入ってすぐの藤袴に飛びついたり、花の上を飛んだりと忙しそうにしていた。あまりはばたかずにふわふわと優雅に飛ぶ姿が美しい。
植物園の係り員の話では、藤袴はアサギマダラの大好きな花で、アサギマダラの花と言えば藤袴と定番になっているという。
ところが、ここでもへまをしてしまった。肝心のデジカメを忘れてしまい、やむなく携帯で撮影することとなった。携帯はズームが浅い上にアサギマダラに限らず蝶類が少しもじっとしておらず、なかなかシャッターチャンスがつかめなかった。
それでも一応アサギマダラの姿は捉えたので、植物園の風景と共にご紹介しよう。

  この花が好きでふはふは秋の蝶

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