私の好きな一句

春の海ひねもすのたりのたりかな   蕪村

蕪村らしいゆったりとした句である。
この句は、後日蕪村の苗字になった丹後与謝の海を詠んだともいわれている。柔らかな日ざしのなか、波穏やかな与謝の海が広がっている。海上に浮かぶ天橋立にはのたりのたりと春の波が寄せている。
その風景を思い浮かべるとまさに蕪村の絵を見ているような気持になる。
芭蕉が「荒海や佐渡に・・・」と荒々しく詠んだのに対し蕪村は「のたりのたり」と詠んでいる。
勿論詠んだ季節が違うのでその表現も自ずと違うのであろうが、私には蕪村のやさしさが表れているような気がしてならない。

スポンサーサイト

コメント

Re: 春の海のやさしさ

おはようございます。
四月は桜や牡丹などたくさんの花を楽しみました。
まだ、舞鶴公園や植物園の吟行が残っていますので、残花や新緑を楽しんできます。

春の海のやさしさ

大津様、舞鶴公園や油山、四季折々いろんな顔を見せてくれて
俳人の方の散策には、素敵な処ですね。
 春の穏やかにキラキラ光る海を見ていると、
この句が浮かんで参ります。のたりのたり・・・凄い表現
だなあ、感じがとてもよく出ていて気持ちもゆったりなるように
思います。春から初夏への季節を、お愉しみ下さいませ。

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://hideyo.blog69.fc2.com/tb.php/1455-7c3e2d67

 | BLOG TOP |