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<title>小春日和</title>
<description> 先月小春日は冬の季題だとお話したが、初冬の晴れ渡った昨日の様な天気がまさに小春日和である。その小春の晴れ間に誘われて久しぶりに鴻巣山から平尾霊園を散策した。幾度となくご紹介したが、鴻巣山は我が家の裏手にある標高２００メートル足らずの小さな山で、散歩にはもってこいの里山である。山ではすでに木の実が落ちてしまい、低くなった道端にはドングリや樫の実などが手で掬えるほどたくさん集まっていた。木の葉も間断な
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<![CDATA[ 先月小春日は冬の季題だとお話したが、初冬の晴れ渡った昨日の様な天気がまさに小春日和である。<br />その小春の晴れ間に誘われて久しぶりに鴻巣山から平尾霊園を散策した。<br />幾度となくご紹介したが、鴻巣山は我が家の裏手にある標高２００メートル足らずの小さな山で、散歩にはもってこいの里山である。<br />山ではすでに木の実が落ちてしまい、低くなった道端にはドングリや樫の実などが手で掬えるほどたくさん集まっていた。木の葉も間断なく降り続け、一陣の風に山道を舞い落ちて行く。<br />遠くを見たくなり展望台に上ってみた。<br />同じ晴れ間でもいまどきの、つまり初冬の空気は高く澄んでおり、上空には鷹と思われる鳥が猛スピードで南へ飛んでいた。最後の渡りかもしれない。<br />福岡ドームや福岡タワーの先には志賀島、その先は青い海である。海の先は・・・と思いを巡らせ、しばしのんびりと冬の日差しを楽しんだ。<br /><a href="http://blog-imgs-35.fc2.com/h/i/d/hideyo/001_20091124063544.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-35.fc2.com/h/i/d/hideyo/001_20091124063544s.jpg" alt="001_20091124063544.jpg" border="0" width="150" height="112" /></a> <a href="http://blog-imgs-35.fc2.com/h/i/d/hideyo/004_20091124063619.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-35.fc2.com/h/i/d/hideyo/004_20091124063619s.jpg" alt="004_20091124063619.jpg" border="0" width="150" height="112" /></a><br /> <a href="http://blog-imgs-35.fc2.com/h/i/d/hideyo/003_20091124063607.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-35.fc2.com/h/i/d/hideyo/003_20091124063607s.jpg" alt="003_20091124063607.jpg" border="0" width="150" height="112" /></a><br />平尾霊園に脚を伸ばした。<br />霊園はいま紅葉の真っ盛りで、桜紅葉の奥には見事に黄葉した銀杏の大樹がすっくと立ち、そのそばには冬桜が雪を置いたような白い花をつけていた。<br />また、土手には石蕗の花とともに、枯れることを忘れたかのように、可憐な野菊が紫の花を咲かせていた。<br />こうして歩くこと2時間、小春日の柔らかい日差しを楽しみ紅葉を楽しんだが、この時期の天気は変わりやすく、またすぐに時雨れて日一日と真冬に向かっていくのであろうか。<br />小春日となると必ず次の句を思い出す。<br /><br />小春日の母なき里を歩きけり<br />いつ見ても妻の入る庭小六月　　英世<br /><br /><a href="http://blog-imgs-35.fc2.com/h/i/d/hideyo/006_20091124063646.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-35.fc2.com/h/i/d/hideyo/006_20091124063646s.jpg" alt="006_20091124063646.jpg" border="0" width="150" height="112" /></a> <a href="http://blog-imgs-35.fc2.com/h/i/d/hideyo/005_20091124063633.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-35.fc2.com/h/i/d/hideyo/005_20091124063633s.jpg" alt="005_20091124063633.jpg" border="0" width="150" height="112" /></a><br /><br /> ]]>
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<dc:subject>エッセイ</dc:subject>
<dc:date>2009-11-24T06:39:13+09:00</dc:date>
<dc:creator>eiseiootsu</dc:creator>
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<title>勤労感謝の日</title>
<description> 昨日もまた家内と温泉「清滝」に行った。清滝は脊振山麓にあるため、いま紅葉の最盛期で、到着した夕方4時頃には細かい霧雨に映えて美しく輝いていた。また帰り際のライトアップの紅葉も見事であった。さて、今日１１月２３日は勤労感謝の日である。私はかつて高校の弁論大会で、この勤労感謝の日を通じて自分自身を叱咤し、労働に汗することによって国家繁栄に尽くすと語ったことがある。今考えると大きく出たものである。この勤
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<![CDATA[ 昨日もまた家内と温泉「清滝」に行った。<br />清滝は脊振山麓にあるため、いま紅葉の最盛期で、到着した夕方4時頃には細かい霧雨に映えて美しく輝いていた。また帰り際のライトアップの紅葉も見事であった。<br />さて、今日１１月２３日は勤労感謝の日である。<br />私はかつて高校の弁論大会で、この勤労感謝の日を通じて自分自身を叱咤し、労働に汗することによって国家繁栄に尽くすと語ったことがある。今考えると大きく出たものである。<br />この勤労感謝の日は、もともと戦前まであった新嘗祭「にいなめさい、しんじょうさい」で、農作物の恵みに感謝する日であった。<br />ところが戦後は日々の労働が多様化し、「農作物」や「海産物」といった形のあるものだけではなく、広く勤労の目的を再認識する日という意味が込められたようである。<br />一方辞書を紐解けば、勤労の意味とは心身を働かせて仕事に励むこと、報酬を得て定められた仕事をすることとある。<br />つまり、今日的には「肉体的な労働によって物品等を生産するということにのみ終始するものではなく、知的あるいは精神的な労働、サービスにおいても価値を有すべきものである」と言いたいのであろう。<br />この勤労感謝の日とは直接関係はないが、私たちの小学生の頃は初夏と秋に農繁期休みと言う一週間ほどの学校休みがあった。田植えと稲刈りの季節である。<br />休みの前日には担任の教師が、自然の恵みに感謝し、豊作を祈願して、心を込めて父母の農作業を手助けするように、という意味の訓示をすることが習わしであった。<br />ところが遊び盛りの私たちは、そんなことにはお構いなしに、非農家の子どもたちと一緒に魚釣りや木登りに興じるのが常であった。<br />勤労の意味を理解し、それに感謝するようになったのは、父母の苦労が分かり、自分で給料を貰うようになってからのことである。<br />私も生涯現役の心意気で、これからを生きて行きたいと願っている。<br /><br />　一番風呂ならずも勤労感謝の日　　英世<br /><br /> ]]>
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<dc:subject>エッセイ</dc:subject>
<dc:date>2009-11-23T07:39:32+09:00</dc:date>
<dc:creator>eiseiootsu</dc:creator>
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<title>花立山温泉</title>
<description> 温泉の話はもういいと言われるかもしれないが、何処か新しい温泉にと先日カルナパーク「花立山温泉」を訪ねた。カルナとは健康を守るローマの女神である。花立山は筑後・小郡市の田園地帯にぽつんと浮かぶ２００メートル足らずの小高い山である。遠く九州南北朝時代には武家方の少弐頼尚が居城とし、菊池武光との壮絶な戦いとなった場である。この話は今年の飾山笠の題材にもなったし、ＫＢＣの「街道を行く」でも取り上げていた。
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<![CDATA[ 温泉の話はもういいと言われるかもしれないが、何処か新しい温泉にと先日カルナパーク「花立山温泉」を訪ねた。カルナとは健康を守るローマの女神である。<br />花立山は筑後・小郡市の田園地帯にぽつんと浮かぶ２００メートル足らずの小高い山である。遠く九州南北朝時代には武家方の少弐頼尚が居城とし、菊池武光との壮絶な戦いとなった場である。この話は今年の飾山笠の題材にもなったし、ＫＢＣの「街道を行く」でも取り上げていた。<br />その裾野にこの花立山温泉はある。<br />北部九州最大級と銘打つ温泉は宿泊も可能な滞在型で、園内にはローマの神々の塑像がいたるところに配置されている。泉質は無色透明でつるつるした気持ちのいい温泉である。<br />浴室も明るく清潔感の溢れた温泉で、満足頂けること請け合いである。<br />だが待てよ、この温泉のシステムは何処かで記憶にあるシステムではないか。そうだ、行きつけの「清滝」とまったく同じではないか。<br />料金の支払方法から、下足箱の取り扱い、入浴後の食事、飲み物の自動販売機まで何もかもが同じなのである。<br />もしかしたら、このような温泉運営システムを専門に開発し、指導しているコンサルがいるのかもしれない。<br />そのようなことを思いながらも、初冬の風を満喫しつつすっかりリフレッシュできた一日であった。<br /><br />　冬空や湯の香漂ふ古戦場　　英世<br /><br /> ]]>
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<dc:subject>エッセイ</dc:subject>
<dc:date>2009-11-22T07:35:05+09:00</dc:date>
<dc:creator>eiseiootsu</dc:creator>
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<title>ペーパーナイフとマーライオン</title>
<description> 私の愛用の文房具にペーパーナイフがある。丸の内本社に勤めていたころ、転勤した先輩が記念にと私に残してくれた贈り物で、錫と思われる合金で出来た、手にずっしりと来る見事なナイフである。当然焼入れはないが切れ味も鋭く、コピー用紙などは二三枚重ねてもあっさりと切ることができ重宝している。ただし写真の様に刃先が鋭く尖っているので、子供には危なくて持たせることができない。その取手の部分にシンガポールを象徴する
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<![CDATA[ 私の愛用の文房具にペーパーナイフがある。<br />丸の内本社に勤めていたころ、転勤した先輩が記念にと私に残してくれた贈り物で、錫と思われる合金で出来た、手にずっしりと来る見事なナイフである。<br />当然焼入れはないが切れ味も鋭く、コピー用紙などは二三枚重ねてもあっさりと切ることができ重宝している。ただし写真の様に刃先が鋭く尖っているので、子供には危なくて持たせることができない。<br />その取手の部分にシンガポールを象徴する「マーライオン」が彫刻されていることから、シンガポールで買ったか、お土産に貰ったかのいずれかだろうが、残念ながら経緯は聞きそびれてしまった。<br /><a href="http://blog-imgs-35.fc2.com/h/i/d/hideyo/002_20091020045451.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-35.fc2.com/h/i/d/hideyo/002_20091020045451s.jpg" alt="002_20091020045451.jpg" border="0" width="150" height="112" /></a> <a href="http://blog-imgs-35.fc2.com/h/i/d/hideyo/lion.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-35.fc2.com/h/i/d/hideyo/lions.jpg" alt="lion.jpg" border="0" width="150" height="127" /></a><br />一方、取手に刻まれた「マーライオン」に興味がわいて、調べてみた。<br />百科事典によると、上半身はライオン、下半身は人魚の姿をした伝説上の動物で、シンガポールの象徴とされ、シンガポールの国名の由来をあらわしていると書かれていた。<br />マーライオンの下半身の魚の部分は、かつて貿易の中心地として栄えていた古代都市テマセク(海の町の意味)を意味している。<br />一方、頭のライオンの部分は、伝説によると紀元１１世紀に、時の王子がシンガポールに上陸したときに、ライオンに似た奇妙な動物を見て、その島を サンスクリット語で「ライオンの町」という意味の「シンガ(ライオン)ブーラ(町)」と名付け、それがシンガポールになったとされている。<br />ペーパーナイフから、シンガポールの象徴「マーライオン」の話になってしまった。<br />このナイフ、これからも大事に使おうと思っているが、女性からの手紙など開けることが出来たら最高なのだが。<br /><br />　冷やかやペーパーナイフの銀の色　　英世<br /><br /> ]]>
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<dc:subject>エッセイ</dc:subject>
<dc:date>2009-11-21T07:24:06+09:00</dc:date>
<dc:creator>eiseiootsu</dc:creator>
<dc:publisher>FC2-BLOG</dc:publisher>
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<title>一句の風景</title>
<description> 時雨るゝや細身に在す観世音２００８年冬野二月号に入選した句である。句友と太宰府方面に吟行し、観世音寺から戒壇院を巡り、最後は河野静雲先生所縁の寺「花鳥山仏心寺」から都府楼址を訪ねた。天気は曇り空で小雨混じりの肌寒い日であったが、この日はいつもは公開されていない観世音寺の観音菩薩と戒壇院の盧遮那仏を拝顔することが出来た。たまたま観世音寺は金堂のお掃除の時間で坊守さんのご好意で見学させていただいたもの
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<![CDATA[ 時雨るゝや細身に在す観世音<br /><br />２００８年冬野二月号に入選した句である。<br />句友と太宰府方面に吟行し、観世音寺から戒壇院を巡り、最後は河野静雲先生所縁の寺「花鳥山仏心寺」から都府楼址を訪ねた。<br />天気は曇り空で小雨混じりの肌寒い日であったが、この日はいつもは公開されていない観世音寺の観音菩薩と戒壇院の盧遮那仏を拝顔することが出来た。<br />たまたま観世音寺は金堂のお掃除の時間で坊守さんのご好意で見学させていただいたもので、ありがたいお菓子まで頂戴した。<br />拝顔した菩薩像は全身を金色に彩られた細身の神々しい御姿で、１２００年前の仏像が現代に蘇えられたような気がして詠ませていただいた句である。<br />２００７年(平成１９年１１月) 「季題：時雨（冬）」<br /><br /> ]]>
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<dc:subject>俳句</dc:subject>
<dc:date>2009-11-20T09:35:02+09:00</dc:date>
<dc:creator>eiseiootsu</dc:creator>
<dc:publisher>FC2-BLOG</dc:publisher>
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