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プロ野球監督

阪神タイガーズの岡田監督の引退が決定した。
理由は宿敵ジャイアンツにシーズン途中13ゲームもの差をつけながら、逆転負けで優勝を逃したからとある。あまりにも明快な理由で、日本人的な退陣の仕方ではあるが、果たしてそれだけであろうか。
プロ野球経験者に一度でいいからやってみたい仕事はと聞いたら、監督という答えが多かったと、ある記事で読んだ。確かに監督は一軍の将であり、自分の力を存分に発揮し、チームを勝利に導くことが出来る夢のような仕事である。
だがそれだけではない。現場での作戦遂行は確かにそうであるかもしれないが、今の監督の仕事はそう甘くはない。プロ野球そのものが一つの企業であり、そこには中長期戦略を立案し実行する頭脳が必要である。その頭脳と現場の連携がなければ強いチームは育たないのである。
そういった意味では、監督は現場のチームを常勝軍団にするために、なにが必要かを常に把握し、的確にオーナーやスタッフに進言する義務がある。また、スタッフはそれをつぶさに検討し、監督と共同歩調をとって確実に戦略を実行しなければならない。
敗軍の将、岡田監督は兵を語らず。自分ひとりで一切合財を背負い込んで球場を去るとすれば、それはあまりにも酷ではなかろうか。
何かと内紛の多いと聞く阪神タイガーズである。岡田監督の胸中や如何に。

 桐一葉落ちて監督腹を切る  英世

ジャイアンツ「おめでとう」

ジャイアンツ優勝おめでとう。
今明日ジャイアンツ「おめでとう」と書くか、近々「ありがとう」と書くか瀬戸際であった。
優勝すれば「おめでとう」、逃せば「ここまでよく頑張ってくれてありがとう」と書くつもりであったが、見事に我がジャイアンツが優勝してくれた。お陰で今「おめでとう」と書くことが出来たことに感謝せねばなるまい。
一時は宿敵阪神に13ゲームも離されながら、よくぞここまで来てくれたものだ。心からおめでとうそしてありがとうと言いたい。
余談だが、我が師系にあたるホトトギスの稲畑廣太郎先生は、熱烈な阪神ファンであるが、師系とは言えこればかりは譲れないところである。
今年の熱い戦いを振り返って見て、一番感じたことはベテランに若手が果敢に挑戦し、ポジションを勝ち取り結果を残したことである。
特に坂本選手は松井以来と言う19歳でレギュラー、しかもショートの難しいポジションを守り通してくれた。また、山口投手は来る日も来る日も投げ続け、壊れかけた試合を何度立て直してくれたことであろうか。
原監督は勇気を持って彼らを起用し、また彼らもそれに応えてくれた。若い選手は日々成長する。まさに二人は試合毎に上手くなり、しかも最後まであきらめずばてなかった。この二人にありがとうと言いたい。と同時に、この二人がシーズン終了後には仲良く新人王に輝くことを信じている。
今晩は「ジャイアンツ命」の、行きつけの鮨屋の女将と祝杯をあげねばなるまい。

 秋天やGのフラッグ翩翻と  英世

ジャイアンツ
Yahooスポーツより転載

清原ありがとう

kkコンビ
yahooスポーツより

一昨日小笹句会のメンバーと飲みながら、わいわいがやがや喋っているうちに、何時しか野球の話になった。
地元だけにホークスファンばかりで、私だけがジャイアンツファンである。なかでも女性二人は熱心で、王監督のこと、松中、小久保のこと、後任監督のこととよくもまあ知っているなと感心させられるほどであった。
その時、ふと今日でオリックスの清原が引退することを思い出した。清原には強烈な思い出がある。
出張で宮崎の霧島を移動中に、たまたま夏の甲子園大会の放送を聞いていると、何とあのPLの四番バッターとピッチャーが一年生コンビだというではないか。言わずと知れた桑田と清原のKKコンビである。
以来この二人のファンとして活躍を見守り続けてきたが、その活躍ぶりは詳しく語ることもなかろう。ただ清原があれだけの記録を残しながら無冠に終わったのは球界の七不思議の一つと言われている。まさに記録ではなく記憶に残る男である。
桑田は一足先に球界を去り、そしていま清原が静かに(実際は豪快な三振で)バットを置いた。奇しくもホークスの王監督がユニホームを脱ぎ、ON時代の終焉を迎えたのと時を同じくして、桑田、清原のKKコンビが球場を後にしたのである。
しかし彼らには明日がある。いつの日か再びユニホーム姿で帰ってくることを期待してやまない。
「無冠の帝王・清原」に乾杯。本当にありがとう。

 桐一葉落ちて清原去りにけり  英世

日本のお家芸

北京オリンピックを見て、日本のお家芸について考えさせられた。
先ずオリンピック柔道であるが、金メダルの数をどう見るかは人によっていろいろあると思うが、私が気にしているのは、そんなことよりも柔道の国際化に伴う美意識の崩壊にある。
柔道はもともと堂々と組み合って相手を倒す武士道の美が底辺に流れていた。その精神が崩壊し点数稼ぎの姑息な猫の手の引っ掛け戦法や、いきなり飛び込んでの足取り攻撃、そして時間稼ぎの卑怯な逃げに終始している。まさに柔道着を来たレスリングに見えて仕方がなかった。
また、オリンピックとは関係ないが、大相撲の凋落も目にあまるものがある。外国出身力士の習慣やマナーの問題は今までも幾度となく取り上げてきたが、今回はとうとう大麻吸引という決定的な事件を引き起こしてしまった。
力士も力士なら親方衆も親方衆である。自分の部屋の力士がどこのマンションに住んでいるかも知らぬようでは、相撲部屋とは言えないしまともな指導が出来るわけが無い。
先ず外国出身力士は土俵に上げる前に、日本の学校にきちんと通わせ、日本人としての最低限の教養と自覚を備えてから、番付に載せることも考えるべきではなかろうか。
それよりも何よりもソフトボールの上野投手の熱投ビデオを、新弟子教育の教材に取り入れた方がより効果が上がるかもしれない。

 桐一葉落ちて苦難のお家芸  英世

北京オリンピックが終わる

上野投手

大気汚染やテロが警戒された北京オリンピックが終わった。
開会式の豪華なデモンストレーションに疑問を感じつつも、何とか無事に大会が進行して欲しいと願っていたが、表面上はどうやら無事終了したようである。
表面上はというのは、チベット自治区の混乱を力で押さえ込んだり、テロの脅威にさらされたりと、内部には幾多の問題を抱えたままであった。平和の祭典の成果が果たして中国国民の平和と繁栄にどれだけ支えになるのか疑問だと言わざるを得ない。
それはともかくとして、日本選手はよく頑張った。特にソフトボールの上野投手には、感動のあまり家内と涙を見せ合ったものである。驚異の連投、精神力以外に何があるといううのだろうか。このほかにも女子柔道、レスリング、卓球の愛ちゃんと大和なでしこの活躍は忘れることが出来ないであろう。
男子は日本男子陸上トラックの80年ぶりの銅メダルである。400メートルリレーで、日本選手の流れるようなバトンタッチは、4人の気持が本当に一つにならない限り到底なしえなかったであろう。
本当のスポーツとはこのように人を感動させることではなかろうか。いろんなことを教えられた感動溢るる熱い北京が終わった。

  感動の大和なでしこ夏五輪  英世

女子ソフト


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