世界の金言名言

昨日お話しした「男の常識」の中の世界の「金言名言集」を読んだ。
世界の思想家や芸術家、小説家はいろいろな金言名言を残している。
例えば今話題の夏目漱石は「言葉を用いるのは人の見識次第」と言っている。かのカントは「人は義務を果たすために生きている」と説いている。いずれも政治家に聞かせたいと思う言葉である。
ヨーロッパの金言は比較的長く説明的であり、一方中国のそれは詩の形をとって短くして人々を納得させるものが多い。
その中で目に付いたのがわが日本の親鸞聖人の言葉であった。
「明日ありと思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」
この歌は私が中学時代に弁論大会で引用した言葉であり、それだけに懐かしく読んだものである。
当時この歌の意味をどこまで理解していたかは疑わしいが、その後の私の人生で「非凡なる凡人」と共に、一つの教訓として実践に努めてきた言葉である。

  凡々の暮しの中を青嵐  英世

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私の本棚「男の常識」

本棚を整理していたら「男の常識」と言う小さな文庫本が出てきた。
1985年と言うから相当なもので、その頃の男の常識が今に通用するかどうか疑わしいものだが一応読んでみることにした。
コンテンツは「常用漢字辞典」「外来語用例集」「世界の金言名言集」「ビジネスマンの常識集」等々であるが、今日はその中の「外来語」、明日は「金言名言」についてお話しよう。
この本には約500の外来語が収められているが、それの全てに目を通したところ、その9割は理解できるものと言うか、当時日常的に使っているものであった。
それに外来語は英語ばかりではなく、カルテットはフランス、カリスマはギリシャなどと様々な国の言葉が今や日本語化していることにも興味がそそられた。
美しい日本語を旨としている私が、いつの間にかこれらの外来語の坩堝の中にどっぷりとつかっていることに愕然たる思いであったが、この時世使わずに生きていくことは難しいだろう。
これからますます新しい外来語が増えていくのは仕方のないことだと思う。

  五月雨をメイのレインと言ふべきや  英世


2017FUKUOKA広告フェア

昨日の午後、健康診断を終えてぶらりとアクロスを訪ねたところ、「2017FUKUOKA広告フェア」なるのものが開催されていた。
現役のころは企業イメージアップのイベントやCMなどにも多少は関わっていたので、その頃は広告にも関心が深かったが、退職してからは全く興味がわかなくなっていた。テレビでCMになるとチャンネルを変えたりするほどだった。
だがこのフェアを見て、改めて広告の力と言うものに気付かされた。
企業広告は別にして、このフェアでは自然を中心とした九州各県のPRや移住の勧めのポスターや映像が、今の置かれた九州の現状を訴えているようで何となく胸に響くものがあった。
また、各県の知事が実際に7キロの重さのお腹が膨らんだ服を着て、厨房や街中でいろんな体験をする姿は男性に妊婦の大変さを訴えて、地域の連携、男女共同参画社会の実現を問うものであった。
広告は単に企業だけのものではなく、地域社会の問題点や復興に寄与する大きな力があるということを気づかされたフェアであった。

  麦秋や村に人呼ぶ広告塔  英世

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久しぶりの温泉と蕎麦

昨日お話ししたように、久しぶりに佐賀県富士町の熊の川温泉に行った。
この近くには有名な古湯温泉があり、熊の川温泉はあまり目立たない存在だが、私はなぜかこの温泉が好きである。
熊の川温泉の元湯はぬるい温泉で、湯温はなんと31℃と夏でも冷たいくらいである。ところが、このぬるい温泉が何とも心地よい。湯温が低いので必然的に長い時間浸ることになるが、渓谷の新緑を楽しみながらのんびりと過ごす時間も、これもまた心身のリラックスに最高なのである。
二時間ほど温泉でくつろいだ後は、久しぶりに冷たい蕎麦が食べたくなった。
山中なのでどこかに蕎麦屋ぐらいはあるだろうと当てもなく車を走らせていると、神崎町の岩屋うどんに辿り着いた。
神崎町は全国的にも有名な神崎ソーメンの産地で、それならばこの店も間違いなかろうと寄ることにした。
この店はすぐそばに渓谷と滝を見ることができるのが特徴で、渓谷に張り出すように作られた外の席で食べることもできる。
新緑の渓谷と滝を見ながら、外の席で食べたざる蕎麦はことのほか美味しかった。

  渓谷と滝を背(そびら)に冷し蕎麦  英世

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六月の花ごよみ「柿の花」

むかし、田舎の実家の庭に大きな柿の木があった。当時にしては珍しいゴマの入った甘柿で、季節になるとおやつに弟たちと食べたものである。
ただ、柿の木は枝が裂けやすいので、決して上ってはならぬと父からきつく言われていた。
その柿の木が6月になると白い花をつける。
四角形をした白い可憐な花は強い香りがあり、時期が過ぎるとぽろぽろと零れ落ちて来る。落ちてくる花は役目を終えた雄花で、それが坂道などを転がる様はメルヘンチックである。
この柿の花が咲くと夏はもう目の前である。

   柿の花風にころころ転げけり  英世

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