依然として胸の軽い痛みはあるが、とにかく忙しかった三連休が終わった。
連休二日目の午後は昨日お話したように櫛田神社のあと、その足で重要文化財の「旧福岡県公会堂貴賓館」を見学して、天神中央公園の「ふくおか食の満祭」に出かけた。
天神中央公園は県の管轄で、今まではお上のお庭に庶民の祭など、と驕った気持ちではなかったと思うが、原則として民間のイベントに場所を提供していなかった。
それがどのような風の吹き回しか、今後はもろもろのイベントに公開することになったらしい。今回開かれた食の祭典も、どうも県の主導のようで麻生知事も視察に訪れていた。

私も50円のうどん、100円の猪なべ、100円の焼き牡蠣、120円の酒蒸し饅頭など手当たり次第に食べまくり、夜は誕生祝のご馳走が待っていると言うことなど忘れて、満腹の昼食となってしまった。
夜はいよいよ私の誕生祝である。
今時の子供たちは盆正月の行事には関心を示さないが、母の日とか、誰それの誕生日とか言うのには敏感なようである。おかげさまで楽しい夜を過ごさせていただいた。
自分の祝というより孫、子に囲まれた和やかな食卓が嬉しかった。ハッピーバースディツゥユウの合唱と共に私は当然ご酩酊である。


鈴花と愛莉のツーショット
極めつけは連休三日目の温泉であった。
不思議と二日酔いはしておらず、家内にせがまれてまたまた温泉に行った。これからが本当に温泉が恋しくなる季節で、小雨が降りしきる中、今回はいつもの那珂川の「清滝温泉」ではなく、家内が見つけてきた志摩町の「万寿の湯」に行った。

この温泉は、朝市で有名な「初」と言う町のショッピングセンターにある。周辺は九大伊都キャンパスの学園都市工事中で、道路事情もすっかり変わってしまい、何度も通った道なのに迷ってしまった。
ここの泉質はゲルマニューム温泉で、肋骨と膝を痛めた私には好都合であった。露天風呂から見えた鴨が棹になって飛んでいく様は、いかにも牧歌的で初冬の趣があった。
温泉のほかにも美味しい食事を楽しんだ。
地の魚のお造りに豚シャブ、そしてビビンバにデザートと盛りだくさんで、これで入浴料込み2000円(ただし要予約)は安い。その夜は残り物で軽い夕食をと思ったが、そうは行かないのが食いしん坊の哀しいさだめである。
山本クリニックの先生の優しくも厳しい顔が見えるようである。
かくして油山登山と紅葉から始まった、私の長い長い三連休は終わった。そうそう痛めた胸はまだ痛い。
露天温泉や湯気の遥かに雁の棹 英世
