よみがえる英雄伝説

昨日は中国の歴史の本の話をしたが、少し前にNHKBS放送(再放送)で「よみがえる英雄伝説」なるものを見た。
いろいろ放送された中国の英雄伝説の中で私が見たのは「紂王と太公望~王朝文化・古代最大の決戦~」と「伝説の王・禹~最古の王朝の謎~」であった。
「中国の歴史」と「史記」で何回も読んでよく承知している話ではあるが、それをドキュメンタリー風にビジュアル化されるとついつい引き込まれてしまう。
特に、よみがえるとタイトルがあるように遺跡から出土した亀甲文字や青銅器に刻まれた文字から、今まで史実かどうか疑われていた王朝や人物の存在が証明されると、なんとなく「それ見ろ、史実だっただろう」とエールを送りたくなる。
これから中国に限らず日本を含めた古代王朝のロマンに、ますますのめり込みそうな予感がする。

 薫風や発掘物に見る史実  英世

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私の本棚「中国の歴史」

歴史好きの私は日本の歴史を除けば中国の歴史が大好きである。多分に子供のころ読んだ少年版三国志の影響かもしれない。
これまでもたびたびお話ししたが、かつては私の本棚には中国の歴史に関する本がたくさん並んでいた。その中心になるのが史記であり陳舜臣の「中国の歴史」「人物中国の歴史」であった。
史記の話は後日に譲るとして、この「中国の歴史」は中国の神代の時代、つまり黄帝や堯・舜の三皇五帝の時代から、中国歴史上にはじめて現れた夏・殷王朝へと進んでいく。
特に春秋戦国時代になると、日本にもおなじみの人物や出来事(多くは戦いの歴史)が数多く出てくるのでわかりやすく楽しめる。
歴史を断片的に読むのも面白いが、個々の歴史を読む前に中国の歴史を一通り読み下して、歴史の背景を大まかにつかんでおくとより面白くなる。
と言いながら、これらの歴史書も史記の三巻を除いてすべて捨ててしまった。

 歴史書に机上取られし夏の夜  英世

とことん歴史紀行

久し振りにテレビ番組の話である。
私の好きな番組の一つにBS11の「とことん歴史紀行」がある。
「人の住む所歴史あり」と、この「とことん歴史紀行」は歴史上の人物を取り上げ、その人物を取り巻く歴史エピソードを紹介している。
ある時は天下を取った武将、反して悲劇の武将、僧侶、学者そして市井の人々までその人物の生れ育った舞台やゆかりの場所、そしてその舞台となった史跡、神社仏閣、伝統文化そして風光明美な自然風景まで詳しく紹介している。
最近では2時間スペシャルで前田慶次、木曽義仲、空海などを興味深く見た。
またナレーターの石丸健二郎が良い。テレビでは時々小悪人を演じたりするが、その語りはしっとりとして落着きがあり、私たちをいつかその場に行きたいなと思わせてくれる。

 秋風の奥の細道訪ねみむ  英世

片岡鶴太郎

昨日は膝の治療も兼ねて久しぶりに温泉に行った。熱い湯で膝を温め電気風呂で刺激すると心なしか膝が軽くなったような気がした。
さて、今日も「軍師官兵衛」に関する話である。
同じ「軍師官兵衛」の中でも、また違った個性を演じているのが片岡鶴太郎である。
鶴太郎の演じる役は播磨御着城主小寺政職(まさもと)で、戦国の世に列強の狭間で苦悩する小領主であるが、黒田官兵衛の祖父を見出し孫の官兵衛を重用したことでも知られている。
ドラマでは赤松一族と言う名門にしがみつき、小心で優柔不断な政職の役を極端な赤鼻と言うメークとその巧みな演技で演じきっている。
現実の鶴太郎と言えば、物まねやお笑いから出たとはいえ、その温和な人柄と知性で多くの人に親しまれている個性派俳優である。
特に棟方志功の役を演じて触発された水墨画や陶芸は、芸術家としての鶴太郎の名を不動のものにした。
この鶴太郎演じる小寺政職も村重と共に落ちぶれて行く訳だが、それを鶴太郎がこれからどのように演じて行くのか今から楽しみである。

 揺れ動く武門の心梅雨近し  英世

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戦国武将「荒木村重」

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」が佳境に入って来たが、その中で強烈な存在感を示している男に荒木村重がいる。
荒木村重と言えば裏切りばかり繰り返す戦国の烏雄と思われがちな武将であるが、このドラマでは村重の別の顔を見せている。
信長や秀吉ばりの強烈なキャラクターで登場した村重であるが、一族を皆殺しされながらも謀叛と言う形でしか自己の生き方を見つけられず、時代に流されていく姿が哀れでならない。
とは言え村重は死ななかった。
信長が横死すると大阪で茶人として復帰し、秀吉からも後の家康からもお側衆として可愛がられたのである。
思うに、村重は武力や知力では信長や秀吉には遠く及ばなかったものの、どことなく人を引き付ける人間としての魅力があったのではなかろうか。

 村重の生き様偲びビール飲む  英世

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