fc2ブログ

九大病院界隈吟行

今回の吟行は九大病院界隈で九大病院から崇福寺、東公園を廻るものであった。
九大病院は慶応三年に、黒田藩の藩校として西洋医学の医育機関「賛生館」を現在の福岡市中央区大名に設置したことが始まりとされている。
その後明治7年に附属病院が出来たとあるので、病院としてはこれがルーツかもしれない。
この日はあいにくの土砂降りの春の雨であったが、春の九大病院はまさに花の盛りで、春雨に打たれながら懸命に咲き続ける桜を見ていると、桜好きの日本人の真の心が理解できるような気がした。
また、秀吉が薩摩を平定して博多に戻った時に茶会を開き、千利休が釜をかけたと言う「利休窯かけの松」が病院内に残っている。
続いて訪れたお馴染みの崇福寺、東公園も土砂降りの吟行で、中には俳句どころではないよと自虐的に詠んだ人もあったほどである
例によってこの日の私の特選句をご紹介しよう。

 日蓮の数珠に滴る春の雨  英世

スポンサーサイト



 | BLOG TOP |