春の山

今回の硯潮句会の兼題は「春の山」と「春泥」であった。
まず、私の大好きな春の山だが、まさにこの時期生気を取り戻した山のことである。
春になると残っていた雪も融け、山の樹々が一斉に芽吹き、花も咲き始めて山に明るさが戻って来る。里に下りていた鳥たちも次第に山に戻ってくる。
その様子を山笑ふとも言うが、山笑ふが芽吹きの喜びを称えたものに対し、春の山はその芽吹きに加えて、そこに遊ぶ人や働く人まで含めたもっと幅広い季題のような気がする。
山登りが趣味の私もこの春の山が行動開始の場なのである。
その春の山を詠んだ今日の一句をご紹介しよう。

  これよりは牛の領域春の山  英世

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