またまた室見川吟行

吟行句会では前月の句会の時に次の吟行地が発表されるが、その渦潮句会の発表を聞いて唖然とした。またまた室見川だったからである。それでも決まった以上は俳句を作らなければならない。
と言う訳ではないが、幹事さんの発案で今日のお昼は素魚の踊り食いにしようと、室見川河畔の料亭に行った。別においしいものではないが、春の風物を楽しむには十分の趣向であった。
前にもお話したが、一般的に白魚と言う小魚はこの室見川には棲んでいない。ここで獲れる白魚に似た別の種類のハゼ科の素魚を「しろうお」と呼んでいる。
川べりの素魚料亭に
  網の目に消ゆる思ひの白魚哉 虚子
の句碑が立っているが、虚子がこの室見川で詠んだとすれば厳密にいえば白魚ではないと言うことになる。
ところが、河畔の簗守小屋や河畔の割烹料亭は一同に「白魚」と表示している。ただしふりがなは「しらうお」ではなく「しろうお」である。
魚クンではないので、俳句の世界では素魚だ白魚だとあまり難しく考えないので良いのかもしれない。
いま室見川は素魚漁の最後で、来月の4月5日には簗を解いて仕舞うと言うことであったが、この日は穏やかな春の日和で、川には鴨の浮き寝、空にはが鴎が飛び交い、遠くの山並みは霞に包まれていた。
そのような美しい室見川の自然を詠んだ今日の一句をご紹介しよう。

  白魚の升に溢るる量り売り  英世

2017032210420000 (002) 2017032211310001 (002)
2017032212060000 (002) 2017032212510000 (002)
スポンサーサイト

 | BLOG TOP |