修飾語は少なく

昨日紹介した天声人語と俳句の対談で、筆者の福島申二は603文字と限られた字数の中で、何を取り何を捨てるかは重要な問題だと述べている。
そういえば、天声人語に限らず他社のコラムも歯切れがよく、文字を極限まで切り捨てている。まさに17文字の俳句と相通ずるものがある。
対談の中で筆者は開高健の「文章は形容詞から腐ってくる」と言う言葉を紹介して、修飾語を少なくしたコラムの簡潔明瞭な書き方を紹介していた。
私もまさにその通りだと思っている。
例えば、「広い湖に美しくキラキラと輝く小さな波」と言った文章があったとする。
これは「湖のさざ波」と言う言葉に置き換えると、さざ波がすべてを取り込みそのほかの長ったらしい修飾語はいらないように思う。
私の文章は元々修飾語が少ない方だが、俳句も文章も突っ込みの甘さをぎらぎらした修飾語で胡麻化してはならないと自分に言い聞かせている。

  春の夜や言葉少なき人と居て  英世

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