草取りⅡ

先日取り残していた娘の庭の草取りと私の家との境界の草取りをした。
草取り鎌を持って娘の庭に出たとたん私は唖然とした。彼女の庭には花と言うものが一切なく一面草ぼうぼうであった。
若くして家を建てたので、花を植える余裕もなかったのだろうと切ない思いであった。それにしても想像を超えて私の家の草取りの二倍の時間が掛かった。
私も覚悟を決め汗をかきながらどうにか取り終えることができた。時給にして2400円相当の仕事量だが、娘が缶ビール(1パック)をくれたことで帳消しとしよう。
その草取りをしながら妙なことを考えた。
俳句を嗜む身の私たちは、野原に出ればやれ蒲公英だ、すみれだ、春の七草だと大はしゃぎしているのに、庭の草となると愛着どころか憎らしい思いになってしまう。ぺんぺん草や仏の座、はこべ、母子草などの春の七草もお構いなしにむしってしまう。
昭和天皇が呟かれたという「雑草と言う草はない」と言うお言葉を、しみじみと思い浮かべながら黙々と草をむしった。

  蒲公英も庭に生えればただの草  英世

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