短夜

今回の鴻臚句会の兼題は「短夜」と「蝸牛」であった。
今年の夏至は6月21日で、この日夜が一番短く昼が長くなる。俳句で言う短夜とはそのような気象学上の事実を言うのではない。
まだ眠りも覚めぬうちにすっかり明るくなってしまう、短くはかない夜の感じを言うのもので、明け易しともいうようにどちらかと言えば短夜よりも明け易しの感情に重きを置いているようである。
この短夜を寝足りないと言ってまた寝るか、折角のことだからと動き出すかは本人の心がけ次第であろう。ちなみに私は子供のころから朝型で、夜が白々と明けたら起きる習性が身についている。
なお、俳句では季節の進み方に敏感で、実際の現象とは少し違う場合がある。例えば「日永」とか「日暮遅し」は春の季題であるように。
その短夜を読んだ今日の一句をご紹介しよう。

  明易や今も昔も朝型で  英世

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