失われゆく季題「花氷」

真夏の季題に「花氷」がある。
ホトトギス歳時記によれば「夏期、室内を涼しくために立てる氷で、花や金魚の類を封じ込めたもので氷柱(こほりばしら)とも言う」とある。
確かに昔はホテルやデパートなどでこの氷柱を見つけると、思わず近づいて手が濡れるのもかまわず触ったりしていた。
その氷柱も冷房の普及とともに少なくなり、今では夏期商戦のイベントなどでたまに見るくらいである。
そういえば、この花氷を作る職人は今いったい何人ぐらいいるのだろうか。妙なことが気になった。
果たして今年は花氷を見ることができるだろうか。

  君の顔歪んで映る花氷  英世

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