冬野七月号

空梅雨気味の中、小型台風に期待したが恵みの雨とはなってくれなかった。
そのような中、冬野七月号が手元に届いた。
例によってその他の句会の入選句と共にご紹介しよう。
冬野七月号
 無人駅てふ無防備の燕の巣
 雨に散り雨に色足す牡丹かな
 海光を残し暮れゆく桜かな
 藤掛けて飾り立てたる櫓かな
 父の忌のこれ以上なき桜かな
 八重咲と云へど残花は寂しくて
 声嗄らす海女の朝市金盞花
 鼠ゐぬことにも慣れて大朝寝
 咲く薔薇に散りゆく薔薇を打ち重ね
 若葉して宗派の違ふ寺二つ
 おしろいの匂ふ少女や祭髪
冬野インターネット俳句会
 子らはみな青葉の風となりにけり
 梅雨寒や痩せ衰へし犬の逝く
 また一つ消ゆる老舗や梅雨灯
俳句ステーション
 大水車本気出したる五月かな
 戒めを解かれし如く滝走る
 蟻地獄本家分家にその分家(特選一席)
愚陀仏庵インターネット句会
 切る他はなき鱚釣りの絡み糸
NHK俳句
 一人子の火蛾とて話し相手かな(佳作)

スポンサーサイト

 | BLOG TOP |