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一句の風景

初恋の出会ひの如く冬桜

初恋というものは思いがけない出会いである。何の前触れもなくしかも相手から何の信号もなく、一方的に芽生えるものである。
近くの南公園で一輪の冬桜を見つけた。
つい先日まで枯木のような姿をしていたのに、たった一輪の花で回りが一遍に明るくなったような気がした。
あたかも初恋の人に出会った時のように。
2014年(平成26年)11月「季題:冬桜(冬)」

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