冬野三月号

2月が短かったせいか、冬野三月号がいつもより少し早く来たような気がした。やはりこの冬野が手元に届くと「また新しい月が始まるなあ」と感じるものである。
その三月号に掲載された句並びにその他の句会の入選句をご紹介しよう。
冬野三月号
 無の境地解けて水洟たらす僧
 神々の長き御名や里神楽
 首塚てふ丸き墳墓や夕時雨
 積み上げし墓碑の陰より冬の蝶
 冬木立透かす上枝の造形美
 狛犬の拗ねて横向く神の留守
 終電や駅員ストーブ消し帰る
 かいつぶり影絵のごとく浮きにけり
 吾を思ふ故の雑煮は薄味に
 露店なき参道広く寒雀
冬野インターネット句会
 下萌や都府の礎石は南北に
 天地のひかり集めて犬ふぐり
 史跡野の所構はず青き踏む
 賽銭に異国のコイン梅香る
俳句ステーション
 寒紅の口滑らかに二十歳の娘
 元旦の祝賀の膳もうどんかな
 雪の夜の二合の酒は人肌に
愚陀仏庵インターネット句会
 悴んで賽銭箱を逸れにけり

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