春泥

陽炎と共に兼題として出されたのが春の泥とも言われる春泥であった。
春泥とはそのものずばり春のぬかるみのことである。砂利やアスファルトで舗装されていない道路は雨が降るとよくぬかるみになるが、特に春先にその印象が強い。
なぜならば、冬は少々雨が降っても道路は凍てつく硬さでぬかるみはできにくい。それが春の訪れとともに、雨が降らなくても冬の間凍てついていた土が緩みはじめたり、雪解けなどもあるからである。
このように日差しが強くなる春によりその印象が強くなるので、春の季題とされているのである。
子供にはこの春泥を歩く喜びがより強いらしく、登校の途中にわざとこの春泥を踏み越えていく子を見かけるほどがある。長靴を履いていればいいのだが、白靴もお構いなしだから、母親の顔がいかばかりか想像するだけでも楽しくなる。
その春泥を詠んだ句の中から、今の日の一句をご紹介しよう。

 春泥や道路工事を避けて行く  英世

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コメント

Re: 春泥

おはようございます。
春泥は何となくそのような雰囲気がありますね。
例えば江戸の名画「見返り美人」のような。
私の句に
 シスターの春泥跳ぶを見たりけり
と言う句があります。

春泥

大津様、春泥という言葉を目にすると、私は何故か
着物姿の大人っぽい魅力的な女性の後ろ姿が
思い浮かぶのです。何故でしょうか。昔どなたかの句で
美しい和服の後ろ姿の人の裾に、春泥のはね?少しが掛かった
そんな感じの句だったような。朧な記憶で、あやふやですが。
 ふと思い出して、でも想いだせなくて。

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