一句の風景

春風邪やゴリラの鼻の低きこと

まだ肌寒い春の動物園を吟行した時の句である。
いつものように散策しながら句を詠むわけだが、足はいつの間にかチンパンジーの檻を抜けゴリラの檻の前で止まっていた。
小さな猿たちを見てきただけにゴリラの大きさに圧倒されつつも、よく観察するとゴリラの鼻は横に広がってはいるもののとても鼻筋が通っているとは言い難い。いやむしろ顔の中に沈み込んでいるようであった。
折しも春の風邪が流行っており、ゴリラも類人猿だからきっと風邪をひくこともあるだろうなと思いながら賜った句である。
2013年(平成25年)3月「季題:春風邪(春)」
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