椿

先日の硯潮句会で西行忌と共に出た兼題が椿であった。
花の少ないこの時期、雪が降る冬の間から咲き続ける椿を好む人は多いと聞く。
椿は日本人にはなじみの多い花で、古事記や日本書紀にもその記述があり、古くから親しまれてきたことがわかる。
その実から搾った椿油は貴重な植物油として重宝され、昔は灯明用として、そして最近は頭髪用、食用として利用されている。
愛する油山の名もこの椿油を絞る寺があったことからつけられたというから、私にとっても身近な花である。
花房がポロリと落ちることから、あまり縁起の良い花ではないという人もいるが、私はそんなことは一切気にしない。美しいものは美しいと思うだけである。
その椿を詠んだ句の中から今日の一句をご紹介しよう。

 林泉に落つ他に術なき椿かな  英世

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