一句の風景

若き日の父を知る樹も芽吹きけり

久しぶりに故郷を訪ねた時の句である。
このブログでも一度お話したことがあるが、父と私の母校でもある村の小学校にはシンボルともいうべきヘラの木の大樹がある。
スペード型をしたその樹形は美しく、私たちの憩いの木で遊びの場でもあった。
父の話によるとそのヘラの木は父が子供の頃からすでに今の大きさにあったという。と言うことは父が生きていれば103歳になるので、ヘラの木は200年いやそれ以上になるかもしれない。
そのヘラの木の前に立ち亡き父をしのんでいた時のこと、よく見るとそのヘラの木から若い芽が吹き出していた。このヘラの木も父の子供の頃を知っているだろうなとその感動を詠んだ句である。
2013年(平成25年)3月「季題:芽吹(春)」

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