竹の秋

麦の秋に似たような季題に竹の秋がある。つまりここでいうところの秋は春になって実りや色づくことを言う。
竹は一年中青々としているようであるが、それでも春先になると葉が黄ばんでくる。この状態を普通の草木の紅葉する秋に見立てて、竹の秋と呼ぶようになったのである。
竹は春にタケノコを産するので秋は地下茎に養分を蓄える必要があり、普通の木のように秋に休むわけにはいかない。どうにかその養分が貯まるとやっと紅葉して落葉する。
かつて我が実家には大きな竹藪があり、春から夏にかけてその竹の落葉を踏みしめて音を楽しんだり、集めて燃料にしたりしたものである。
その竹の秋を詠んだ句の中からこの日の特選句をご紹介しよう。

 支石墓に偲ぶ古人や竹の秋  英世

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コメント

Re: 俳句の季語は素敵な日本語の粋。

こんにちは。
おっしゃる通り俳句の季語は日本の自然と言うか、季節を適格に表現していますね。
今日も花畑園芸公園から油山を散策してきましたが、残りの桜を十分に楽しんできました。
明日のブログでご紹介します。

俳句の季語は素敵な日本語の粋。

大津様、麦の秋、竹の秋、素敵な言葉ですね。
俳句の季語は自然の色合い彷彿とさせる
洒落たというか、日本語の粋といえるような
言葉がありますね。実際の季節に照らし合わせると
ずれることがあるけど、それは陰暦使用の時代
からの言葉だからでしょうか。

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