萩若葉

萩と言えば秋の七草にも選ばれているように、昔から歌に良く詠まれてきた花であるが、この時期風にそよぐ萩の若葉もまた格別の味わいがある。
萩はマメ科の植物だけにその花も葉もよくまめによく似ている。その若葉はことに柔らかく、芽吹いたばかりの時はまだ手を合わせるように畳んでいる。
動物園を散策した時に小路ののり面にこの萩の若葉があった。その姿は優しく時折吹く風に大きく靡いていた。
私は思わずその葉に触れてみた。先ほども言ったようにその葉はうっすらと産毛を刷いて柔らかく、まるで赤子の手を握っているかのようであった。
萩と言えば風である。萩の葉が風に揺れるさまはしなやかでさわやかさが感じられるが、俳句に詠む場合ある意味では付きすぎと言う人がいるかもしれない。それでも萩には風や雨を避ける訳にはいかないような気がする。
その萩の若葉を詠んだ句の中から、今日の一句をご紹介しよう。

 萩若葉優しく風をいなしけり  英世

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