直線と曲線

ずいぶん前の話だが、ある新聞のコラムで「自然は曲線を創り、人間は直線を創る」と言う湯川秀樹博士の言葉を紹介していた。
確かに自然には曲線が多いのに対し、人間は創造の基本を直線にしている。
直線の山は見たことはないし直線の川もない。ところが人間が創るものはよほどの合理性がない限り直線が多い。
例えばビルを考えてみるとビルのその基本は直線である。
曲線のドーム型もないわけではないが、ビルに曲線を導入すれば狭い日本に空間が生じ、土地活用ではそこに無駄が生じてしまう。
ところが、人間はその直線の思想で自然の曲線までも破壊する愚に出てしまった。
江戸の大工じゃあるまいに、曲がったものは真っ直ぐにしなければ気が済まないのかのように、自然の川まで真っ直ぐにしてしまった。
結果どうなったのか、このところの大災害が証明しているような気がする。

 初夏の円き太陽上りけり  英世

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