地震の俳句

昨日お話しした伝統俳句協会九州大会での当日句で、時節柄か熊本地震を詠んだ句がたくさんあったが、私は何となくすっきりしない気分であった。
大会の当日句は当日吟行句又は雑詠となっているので、地震を詠んで悪いと言うわけではないが、私は被災地で苦労してる人たちのことを思うと、軽々に地震を句の対象にするのはどうかと思ったからである。
明らかに熊本の人で、この俳句大会が済んだら急いで揺れる熊本に帰らねばと言った切実な句もあったが、中には新聞やテレビで知った情報を、さも自分の実感として詠み替えたのでは思われる句もあった。
また、地震見舞いみたいな句は「自分は心配しているのですよ」と言わんばかりで見苦しい。やはり、被災地の現状を見ると、地震被害に直面していない人が軽率に詠むべきではないと思う。
他人の不幸や苦労を鑑みずそこにずかずかと入り込むのが、俳人の悪い癖のような気もする。

 折からの長雨梅雨入間近かな  英世

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コメント

Re: 地震の俳句

こんばんは。
仕事から先ほど帰ってまいりました。例によって晩酌で酔っぱらっています。
地震の俳句に対する私の考え、共感いただき嬉しく思います。
これからも俳句や世事のことに関しいろいろお話ししましょう。

地震の俳句

同感です。前日句会は母の日と地震の句が半分を占めていたように思いました。その日はちょうど母の日でしたので、そうかと思いましたが、次の日もそんなで違和感があり、好きな句であっても選びませんでした。

地震については仰る通りだと思います。軽々しくは作れませんね。

祈ると詠われてもどこか他人ごとのようで嘘っぽくさえ感じられます。

それとは別に今回の大会は目から鱗の句が沢山あり、良い勉強をさせていただきました。

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