一句の風景

新茶淹る温めがよしと母は娘に

私の故郷は南筑後地区で、近くには八女茶の産地が広がっている。それだけに昔からどの家もお茶に親しんでいた。特に新茶が出るとさっそく淹れて味わっていた。
ある日、母が姉にお茶の入れ方を教えていた。「新茶は葉が柔らかいので熱湯を注ぐと葉が煮えてしまう。熱湯をしばらく冷ましてからじっくりと淹れると甘みと言うかうま味の多いお茶になる」と教えていた。
傍にいた私も自然と聞くことになりそのことが今でも忘れられない。
毎日のご飯の後にお茶を戴くといつもこの時のことを思い出し、思わず句にしたものである。
2013年(平成25年)5月「季題:新茶(夏)」

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