茨の花

今回の硯潮句会の兼題は「茨の花」と「楠落葉」であった。
まず茨の花だが、シューベルトの「童(わらべ)はみたり 野なかの薔薇(ばら)」のあの野ばらの花と思われがちだが、歌にあるその西洋種の野生の薔薇ではなく、実際は日本古来の薔薇族の一種で、古くは「うばら」と言っていた。
俳句では野茨、花うばらとも言われる。
山好きの私は近くの里山を歩くのが趣味で、歩くたびにこの野茨をよく見かけるが、日本古来の種か西洋種かはわからない。。
五、六月ごろ白い清楚な花を付けるが、茨の名の通り一面に棘があり、うっかり香りを嗅ごうとすると顔や手を引っ掻くこともあるので注意が必要である。
秋には赤い小さな身を付けるが、これは食べられたものではない。
この茨の花を詠んだ句の中からこの日の一句をご紹介しよう。

 茨咲く猪のぬた場の濁り水  英世

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