東京転勤の思い出Ⅱ

45歳にもなってなんで今更東京に行くのか、今のままのんびり福岡で暮らせばいいのにと言う先輩、同僚もいた。
彼らには田舎丸出しの私が丸の内本社で務まるはずがないと言う心配もあっただろうが、その時私の心はすでに決っていたのである。
当時、私の家族は4人で長女は短大、息子は多感な中学生だった。
家内は家族全員で東京に行くことを望んだが、子供たちのことを考えて単身赴任で行くことを説得し納得させた。
ところが、実際に本社に行って見ると、周りで私を知るのは先に同じ九州から転勤してきた僅かな同僚と、過去に全国各地で知り合いその後私と同じように本社に転勤して来た旧知の社員だけであった。
そのような不安の中でスタートした東京暮らしが、以後10年もの長い単身生活になろうとはその時は夢にも思わなかった。
ただ、この本社勤務がなければ私の存在感は薄く、全国に知己を得ることもなく福岡で心に不満を残したまま退職していたであろう。
そういった意味では、この東京転勤のお蔭でその後の私がある訳であり、今でもそのことに感謝している。
その東京単身暮らしの悲喜こもごもの出来事については折を見てお話しするとしよう。

  直に見る皇居の青葉若葉かな  英世

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