七月の花ごよみ「蓮の花」

今月の花ごよみは蓮の花である。福岡城の蓮の花もちらほらと咲き始めた。
大賀蓮の発見で、蓮が二千年以上も前から日本人に親しまれてきたことが分かったが、その蓮も植物学的に「観賞用の花と食用の蓮根を産するすいれん科の宿根草」と言ってしまえばそれまでである。
だが、蓮の花には別の大きな意味合いがある。
インドを始め東洋では仏教文化の発展と共に、この蓮の花が浄土の花としてより親しまれるようになった。それを表すかのように、ほとんどの仏陀の像はその蓮の花の上に鎮座している。
親鸞聖人はその仏陀と蓮の花の関係を、『煩悩の泥の中に蓮の花を開く』として、『高原の乾いた陸地には蓮の花は生じないが、低い湿地の泥沼には蓮の花が生じる』と説いている。
これは、凡夫が煩悩の泥の中にあって、菩薩に教え導かれて如来回向の信心の花を開くことができると諭したのである。
また、子供の頃に親たちから、8月に入ってこの蓮の花が散れば夏も終わりで、その後は決して泳いではならないと教えられていた。蓮の花に寄せる懐かしい思い出である。

  故郷の堀に浄土の蓮の花  英世

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