故郷の堀は今

昨日は母の十七回忌の法事の話をしたが、法要が済んだ後で近くの料亭で鱭(えつ)料理を戴いた。
筑後川名物の川魚、鱭のことは以前にもお話ししたのでここでは省略するが、その折末弟から興味深い話を聞いた。
実家近くに住んでいる13歳年下の弟によると、最近鱭を始め有明海や筑後川の魚介類が年々採れなくなっている。原因は採り過ぎと水質汚染だと言う。
また、どうも鱭だけではなく他の動物にも変化が出てきているようである。
まず、陸上の動物ではこのところ農道で狸の親子がよく出没するようになり、時々交通事故にもあっていると言う。田んぼで狸など私たちの子供の頃は見たこともなかった。
堀では鰻と亀の仲間のすっぽんが釣れると言う話に、今でも釣れることに安心する一方で、堀の宝石の淡水タナゴはほぼ全滅、なじみ深かった泥鰌も極端に減り、いつも小鮒釣りの邪魔ばかりしていた雷魚や牛蛙もほとんどその姿を見なくなったと言う。
どうも農薬散布とブラックバスが幼魚や卵を食べてしまうことが原因らしい。
このように田舎の川や堀を中心にした自然も少しずつ変化しているようである。
もっともすっぽんに指を噛まれた弟もご愛敬ものだが。

  梅雨の故郷泥鰌はどこへ行ったやら  英世
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コメント

Re: 人為的なことが原因で自然が変わる

ととろ様

こんばんは。先ほど仕事から帰って参りました。
この歳になっても仕事(アルバイト)のある身を有り難く思っています。
さて、おっしゃるように一度失った自然は人間の手では回復できません。
それだけに人間は失わない努力をすべきだと、弟の話からつくづく思いました。
明日は、長者原の駕与丁公園に吟行です。
雨が降らないといいのですが。

人為的なことが原因で自然が変わる

大津様、筑後川名物のえつ、名前だけ知っています。
淡水タナゴ、すっぽん、などは農薬や心無い人が
川や池に外来種の魚などを放すから、
自然体系が変わって来ているのですね。
 寂しいことでは済まない話だと思います。

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