消えゆく季題「水売・振舞水」

夏と言えば何といっても水である。
じりじりと照り付ける太陽のもと、乾いたのどを潤すのはビールでもジュースでもなく一杯の水なのである。
と言うことで、今日の消えゆく季題は水売・水振舞である。
昨今はよほどのことがない限り飲み水不足を感じることはないが、昔はそうはいかなかった。
水売は江戸時代の商売で、深川あたりでは井戸を掘ってもほとんど塩水で、水売から水を買わなければならなかった。炎暑の辻々では天秤棒に桶を下げて水を売り歩いたとある。
また、振舞水と言って夏の日盛りに飲み水を湛えた桶や甕を路上に出し、道行く人に自由に飲ませることもあり、人々に大いに喜ばれたともある。
さしずめ今は自動販売機に取って代わられたと言ったところだろうか。
夏休が始まった。子供たちだけではなく遊びに夢中になって、水分不足となり熱中症にならないよう気を付けなければなるまい。

 一杯の水に涼しさ貰ひけり  英世

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