夏の霧

今回の硯潮句会の兼題は「夏の霧」と「造り滝」であった。
まずは夏の霧だが、単に霧と言えば秋の季題になる。
しかし、霧は夏にも多く発生する。特に山や高原では急激な天気の変化で濃い霧が発生することがある。
ずいぶん前に祖母山から傾山へ縦走しようとしたときのことである。
祖母山を目の前にしたころから霧が発生し、見る見る辺り一面霧が濃くなってきた。何とか祖母山には登頂したものの、傾山の方を見ると方角もわからないほど真っ白である。
私は迷いなく引き返すことにした。祖母山から傾山へのルートは峻嶮である上に、この霧の中軽装では危険この上ないためである。
夏の霧と言えばすぐこのことを思い出す。その時のことを詠んだ句を今日の一句としよう。

  祖母山の靄とも夏の霧かとも  英世

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