こういう死に方をしたい

昨日、俳句の靏内先生のお別れ会の話をしたが、その折死を覚悟した彼のことを書いた息子さんのお別れの言葉が私の魂を揺さぶって止まない。
「父が他界する日の前日、これまでの治療の結果回復の見込みがないこと、これから苦痛を緩和する投与を行うことを父に伝えた。父は天井を仰ぎ見たあと、力強い声で、『よし、逝こう。』と言って、私たちに視線を向け、笑顔を見せてくれた。それから約二時間、父と私たちは他愛のない昔話をして過ごし、その後眠りについた父は、半日後に息を引き取りました。(以下略)」(原文のまま)
こんな見事な死に方、そして息子さんのこんな見事な言葉があるだろうか。直木賞でもない、芥川賞でもない、心の底から絞り出した言葉である。
亡くなった彼の顔写真にはこう記してあった。「皆さん達者でな」。
死に際して「よし、逝こう」「皆さん達者でな」と私は果たして言えるだろうか。

  人は死に死ねば無になる蓮の花

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コメント

Re: タイトルなし

乙羽様
こんにちは。先ほど西公園の吟行から帰って参りました。
今年一番の暑さだったように思います。
おっしゃるように靏内先生は学校の先生であり、画家、俳人、登山指導員と多彩な能力をお持ちの上に、人格的のも素晴らしいお方でした。
お亡くなりになって残念ですが、少しでも彼にあやかりたいと思っています。

英世さま、こんにちわ。
いつもブログは拝見していますが、昨日、今日と、とくに感動しております。
俳句の霧内先生は素晴らしい方ですね。
人は亡くなるときにその人の人格や、人生が表れるものだと聞きます。
息子様の言葉も素晴らしいですし、それは霧内先生の結果でもありますね。

私にはとても真似できませんが、感動をありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。

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