父の思い出

毎年お盆には実家に帰り仏さまの父母やご先祖様をお参りすることにしているが、今年は岡山に住む弟の帰省に合わせて昨日お参りしてきた。
仏さまの父母に手を合わせ、お座敷に掲げられている写真を見上げているうちに、晩年の父のことを思い出した。
父はお酒が好きで、毎日夕食の時間になると自分で家庭用の電気燗つけ器を取り出し、日本酒二合をセットしてちびりちびりと飲んでいた。それ以上は飲まない。
ある時、高齢になった父の健康を心配した私は、少しお酒を控えたらどうかと言った。
それを聞いていた母は独特の筑後弁で、「父ちゃんには若い時から苦労ばっかり掛けて来て、酒もいっちょん飲ませてやられんかったけん、酒ぐらいよかごつ飲ませてやらんね」と父を弁護してきた。(いっちょん…少しも、けん…ので よかごつ…好きなだけ)
そんなことがあった時から間もなく父は突然の事故で亡くなってしまった。
だんだん父に似て来た私も、あと十年で父が亡くなった時と同じ歳になる。

  天国の父と酌みたし遠花火  英世

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