虹を見たい

立秋を過ぎ、何となくロマンチックな気分になっているのか、急に虹を見たくなった。
かと言ってこの時期夕立でもない限りなかなか虹は現れてくれない。それならば虹を作ればよいと言うのが私の流儀である。
夕刻日が西に傾くのを待って庭にでて、西日に向って水道の水を勢いよくまき散らした。
ところが虹は現れてくれない。方角を変えて何度やり直しても虹は立ってくれない。
隣に住む孫娘に見つかり「じいちゃん、なんばしよっと?」と聞かれ、虹を作っていると話したら、あきれ顔と言うより少し馬鹿にした顔をされた。孫娘とは言え憎らしい限りである。
その後蛇口を霧状に切り替えて何度か繰り返しているうちに、ついに淡く小さな虹が立った。
理屈は簡単であった。水をシャワーではなくミスト状に撒くだけであった。科学好きの少年なら誰にでもわかる理屈だったのに。

  水道で作る狭庭の秋の虹  英世

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