改号の妙

江戸の浮世絵が華やかなりし頃、かの有名な葛飾北斎の奇行はよく知られている。
転居すること実に93回、時には一日に三回も転居したことがあると言う。
転居する理由は様々あろうが、一説には親娘共に掃除と言うか片付けが大嫌いで、汚くなったら少ない荷物をもって転居したと言う。
また、彼は生涯に30回と頻繁に改号している。使用した雅号は「春朗」「群馬亭」「北斎」などで、ここに書くスペースもないほど多いが、極めつけは73歳の時に名乗った「画狂老人」ではなかろうか。
北斎はこのころから絵に開眼し、それまでの自分の絵を評してろくなものではないと言って画狂老人と改号している。
この画狂老人の号で描いた「富岳百景」が評判を呼び、浮世絵画家としての地位を不動のものにしたである。
改号したから名作が生まれたかどうかは不明だが、転機になったことは間違いなかろう。
私も英世(ひでよ)の字は変えず、読み方を変えて英世(えいせい)と言う立派な?俳号を持っている。改号が転機になるのであれば私も改号してみようかな。
その俳号は「俳狂老人」または「酔狂老人」。

秋灯や俳号変へてみやうかな  英世

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://hideyo.blog69.fc2.com/tb.php/1227-b2c3674f

 | BLOG TOP |