俳句の常套語Ⅱ

昨日の冬野の阿比留主宰の話に続き、俳句の常套語の話である。
ずいぶん前に俳句には擬人法が多すぎると批判的な記事を書いたが、その関係で今日はよく使われる、つまり常套語の「風」を取り上げたい。
風にまつわる言葉だけでも、風薫る、風立つ、風誘ふ、風の声、風匂ふ、風と来る、風がささやく等と、風そのものや風の擬人法は数え上げたら切りがない。
先日「○○○○や風の匂ひの新しく」と言う句を目にした。上五にはどんな言葉が入るのだろうか。春夏秋冬何でもよさそうな気がする。「風の匂ひのする○○○」も然りである。
風は自然界で最も親しい現象であるが、そんなに都合よく吹いてくれるものだろうか。吟行であれば誰もが同じ条件なので、何処でどのような風が吹いたか確認できるが、雑詠となるとそうはいかない。
風はある意味主観的なもので、比較的にどのような句にも適応力があることから、上五が出来て中七・下五に困った時、あるいはその逆で「困った時の風頼み」となっていなければいいのだが。
自戒も込めてそのようなことを考えていた。

  鎖場に足踏ん張れば秋の風  英世

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コメント

Re: 俳句の常套語Ⅱ

おはようございます。
このように書いてみたものの今日の一句も秋風でした。
それほど風はポピュラーな句材ですが、それだけに難しいですね。

俳句の常套語Ⅱ

おはようございます。
今日の私の俳句も「風」でした(笑う)
風を一番感じる季節は、「春風」と「秋風」と歳時記にもあるように、春、殊に早春、秋も新涼の季節だと思います。
その頃の季節は本当に色や匂い、光、音などを風が感じさせてくれますが、何しろ先人たちにうたい尽されているその「風」
名句に仕上げるのは難しいですね。

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