秋の蝶

今回の鴻臚句会の兼題は「秋の蝶」と「草の花」であった。
まず秋の蝶だが、その名の通り秋に舞う蝶のことである。
くどいようだが、単に蝶と言えば春であり、その他の季節の蝶にはそれを冠しなければならない。
春の蝶が花から花を飛び廻るのに対し、秋の蝶はめっきり数も減り弱々しくなり、高原を飛ぶ飛び方も何となく弱々しく見える。
特に都府楼址の礎石や、川原の石の上を低く飛ぶ秋の蝶には、すぐ何かにすがりたいような動きが見え、一種の憐みさえ感じる。
蝶の中でも秋の蝶は私の大好きな蝶で、その秋の蝶を詠んだ今日の一句をご紹介しよう。

   秋の蝶鉄条網を抜けにけり  英世

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