消えゆく季題「虫売」

そろそろ秋の虫が涼やかな鳴き声を聞かせてくれる季節になった。
と言うことで今日の消えゆく季題は「虫売」である。
麦扱の時にもお話ししたが、消えゆく季題と言っても完全に消滅する訳ではなく、季題として登録された時代と様相が変わってきたと言うことである。
この虫売も同様で、その昔は鈴虫や松虫を天秤棒で売り歩くことを虫売と言ったが、現在その姿を見ることは出来なくなった。
その代わりとしてデパートやペットショップなどで虫を売るようになったが、その売っている虫にも変化が現れた。
現在の虫売はクワガタやカブトムシが中心で、本来の美しい声の虫ではなくなった。つまり、鳴く虫から鳴かない虫へと変貌を遂げたのである。
それにしても図書館などで鳴く鈴虫は一体何処で仕入れたのだろうか。

   虫売や当節鳴かぬ虫ばかり  英世

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