私の本棚「俳句はかく解しかく味う」

今日の私の本棚は、高浜虚子著の「俳句はかく解しかく味う」である。
元禄(芭蕉)から明治までの著名な俳人の句、200句を取り上げ、俳句とはどういう風に解しどのように味うかを説いている。
一句ごとに虚子の解説がなされており、私が今まで全く理解できなかった句やあるいは間違った解釈をしていた句を、懇切丁寧に解説している。
しかも、ただ名句として褒めるだけではなく、この句は蕪村にしては出来の悪い句だと断じたりもしている。
他にも子規が蕪村をよしとしたのに対し、虚子はあくまでも俳句は芭蕉の文学だと言っている。
また、芭蕉の高弟の其角の豪放さに嵐雪の優しさを対比して紹介したり、虚子と碧梧桐の俳句上の別離についても書いている。
この書を読むと、今まで自分がいかに言葉を転がしただけの句を詠んでいたか、そして先人がいかに一句詠むのに気を使い、深く写生していたかを虚子によって教えられた思いがする。

  秋灯や食事ですよの妻の声  英世

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