夕焼

歳時記によると夕焼は「夕空に火が燃えて沈み、赤や黄の光が片空に放射される壮大な景色は、夏にふさわしく夏の季題とされている。」
ところが、私の夕焼の強烈なイメージは秋の夕暮れである。
夏と違って秋の空は澄み渡り、その分夕焼も夏とは違ったすっきりとした色になる。空を見上げると烏の黒い影が鳴きながら空をよぎり、東の空には早くも一番星が輝いている。
子供のころ稲の取入れが済み、薄暗くなった道を父の牽くリヤカーに乗って、夕焼けを見ながら歌を唄って帰ったことは、今でも忘れることのない懐かしい風景である。
まだ暑さの残る夏の夕焼とは違って、何とも言えない郷愁をそそる田舎の秋の夕焼であった。

  秋夕焼リヤカーゆつくりゆつくりと  英世

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