私の本棚外園威雨句集「笹鳴」

太宰府天満宮を訪れるといつも一つの句碑を拝することにしている。
  神の塵みな美しき初箒  威雨
それはホトトギス同人で冬野の重鎮でもあった外園威雨先生の句碑である。
重鎮だったというのは、その威雨先生はすでに今年の七月に虚子のもとへ旅立たれていたからである。享年92歳であった。
私は威雨先生とは一面識もないが、なぜか彼の句集が福岡市立図書館にあることは知っていた。それだけに彼の死を知ってから無性にその句集を読みたくなったのである。
さっそく手に取り来歴に目を通すと、彼は旧制高等学校四年(15歳?)の頃に虚子の俳句に感銘を受け、何と75年以上もの長きにわたり句作を続けられて来た。私の句歴はたったの15年、較べようもないしこれに追いつくことは到底できない。
句集を読んでいるうちに何となく懐かしさというか親しみを覚えてきた。
よくわからないが、それはいずれの句も虚子の影響を強く受けていると感じたからである。
句集を読み終えて、私もこのような写実的で美しく素直な句が詠めればとつくづく思った。

  時雨るるや直立不動の威雨句碑 英世

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