紅葉散る

散紅葉とも言うこの季題は、すっかり紅葉し終えてひたすら散り急ぐ紅葉のことを言う初冬の代表的な季題である。
川の面に流れゆく紅葉、水の底に美しく透けて見える紅葉を散紅葉として詠むこともあるが、やはり一瞬の風に輝きながら散ってゆく様、地上に美しく散り敷くさまを言った方が、散紅葉らしいように思う。
この紅葉散るあるいは散紅葉を観たさに西公園のもみじ谷を散策したが、温かいこの地ではまだもみじそのものが紅葉しきっておらず、冬紅葉とは言え初紅葉の趣であった。
なお、秋の季題に「紅葉且つ散る」があるが、これはまだ紅葉し尽していない木から、時折はらりと落ちる紅葉のことで、先日訪ねた西公園はまさにこの紅葉且つ散るという雰囲気であった。
そのような中で詠んだ紅葉散るの一句をご紹介しよう。

  紅葉散る大横綱の力石  英世

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