茶の花

紅葉散ると同時に出された兼題が「茶の花」であった。
茶の花と言えば私は故郷に近い八女の茶畑を思い出す。なだらかな丘に拡がる茶畑を見ていると、高校時代に友人と遊びまわった景色がなつかしく甦ってくる。
普通茶の木といえば禅寺を始めあちこちの寺院で栽培されることが多いようだが、これは僧栄西が中国から茶の木の種を持ち帰り、全国に広めたことに所以しているのかもしれない。
その後日本にお茶の文化が定着し、静岡を始め宇治や八女、鹿児島の溝辺などお茶の産地が広がっていった。
晩秋から初冬にかけて茶畑は一面の白い花の丘になり、そしてそこに金の蕊を置く美しい和菓子のような茶の花を見ていると、なぜかしら心洗われる思いがしてならない。
そのような茶の花を詠んだ今日の一句をご紹介しよう。

  茶の花や裏参道の照り翳り  英世

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://hideyo.blog69.fc2.com/tb.php/1303-c21349c4

 | BLOG TOP |