一句の風景

毛皮着て妻先を行く銀座かな

東京での単身生活は十年にわたる長いものであった。
妻子は遠く福岡の地におり、おいそれと帰る訳にはいかない。週末は毎日のように都心の名所を歩いたり、近郊の山に登り遠い福岡の地を偲んでいた。
ある日、銀座をぶらぶらしていると友人夫妻とばったり出会った。
広い東京でもこのようなことがあるかと驚きとともに、その夫人の毛皮のコートが目に入った。しかもご主人の前を颯爽と歩いていた。
2013年(平成25年)12月「季題:毛皮(冬)」

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://hideyo.blog69.fc2.com/tb.php/1323-cb4a29e1

 | BLOG TOP |