好きな一句

目出度さもちう位也おらが春  小林一茶

「めでたさも中くらいなりおらが春」、正月と言うとまず私の頭の中に最初に浮かんでくるのがこの一茶の句である。
この句の面目は何と言っても中くらいなりである。中くらいと言っても成績の中くらいと言った順位や程度ではなく、信濃の方言で、あやふやとかいい加減とかどっちつかずといった意味で使われている。
では何があやふやかと言うと、一茶は「ことしの春もあなた任せになんむかえける」と言っている。
つまり、一茶は阿弥陀様に向って今の一茶は「あなた任せの」吹けば飛ぶような暮らしぶりで、そのありのままで正月を迎えている。だから目出度いのかどうかあいまいな自分の正月であると語っている。
正月を迎えるたびにすぐ口にする私の好きな一句、第一号である。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://hideyo.blog69.fc2.com/tb.php/1352-08282704

 | BLOG TOP |