二月の花ごよみ「山茱萸の花」

ややこしい字だが「さんしゅゆのはな」と読む。
あまりなじみのない花で、私も植物園で見ない限りほとんど目にしたことはない花である。
資料によると、中国、朝鮮原産で江戸時代に伝わった花木で、まれに20メートルにも達することがある。早春に葉が出る前にたくさんの黄色い花を小枝の先に球状に集まって付け、遠くからは樹全体に真っ黄色に見える。秋の赤い実も美しく庭園などに好まれる花とある。
ところで、私の好きな民謡の「ひえつき節」に「庭のさんしゅうの木・・・」と言う歌詞があるが、これはどうもこの山茱萸の木ではなく、蜜柑の仲間の山椒の木が本当だと言う説がある。さんしょうの木がさんしゅうの木に訛ったものだと言う。
理由は源平の時代の歌なのだから、江戸時代に渡来した山茱萸があるはずはないと言うのである。
一応もっともらしいが、時代を超えて歌にするのは世の常だから、もしかしたら山茱萸かもしれない。その証拠に山椒の木はせいぜい2、3メートル止まりで山茱萸のように10メートル以上になることはなく、枝も小さく鈴をかけるにはふさわしくないと思うからである。
いずれの木であったとしてもこの歌が大好きである。

  山茱萸の花の目に染む黄色かな  英世

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コメント

Re: サンシュユの花

今晩は。
昨日植物園に行って山茱萸の木を確認してきました。見頃は2月末頃だそうです。
山茱萸とひえつき節の話はガイドに聞いてもはっきりしませんでした。
民謡とか民話ははっきりしない方が良いのかもしれませんね。

サンシュユの花

大津様、今日は節分、明日は立春!明るい陽射しは春の様な一二になりました。これから吟行も楽しくなりますね。
サンシュユの樹木、すぐ近くのお宅の庭に大木が
あり、ほわあとした薄黄色い花が可愛くて、名前を
教えて頂きました。春を思わせる青い空には黄色が
映えます。我が家の庭の【蝋梅】の黄色い花も
今が真っ盛りです。お風邪酷くなくてよかったですね。
ご隠居サンは、まだスッキリしないようで、
「啓蟄迄冬眠する!」とか申しております。

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