馴染みのない季題「治聾酒」

今日は春の季題、治聾酒(じろうしゅ)についての話である。
治聾酒とは立春から5番目の戌 (いぬ) の日に、土地の神様に供える酒、またはこの日に飲む酒のことで、この日に酒を飲むと耳の障害が治るという。
治聾酒と言う特別の名の酒がある訳ではない。
日ごろ馴染みのないこの治聾酒をなぜ取り上げたかと言うと、最近私の耳が少し遠くなって来たことを自覚しているからである。
進学塾で仕事をしているが、教室は場所柄シーンと静まり返っており、塾生も蚊の鳴くような小さな声で話しかけて来る。それがよく聞き取れず何度も聞き返すことが多くなってきたのである。もっとも私だけではなく同年代の同僚は皆そうだが。
健康診断でも「耳に異常あり、専門医の診察を」との注意書きがあったが、通常生活に支障はないからとそのままにしている。老化からくる現象であることは明らかで、専門医に行けばもっともな病名を上げて、補聴器を付けろの何のといろいろ言うに決まっている。
と言うことでこの治聾酒のことを思い出し、社日の今夜はこの治聾酒を飲んでみようと思っているが、果たして本当に効くのだろうか。毎日のように飲んでいる私には多分効果はないだろう。

  治聾酒も日ごろの酒と変はりなく   英世

スポンサーサイト

コメント

Re: 五体の器官も長く使っていると・・・


ととろ様

長く俳句をやっているとくだらないことを教わるものです。
でもその中で一つでも役に立つことがあれば良いと思っています。
今や俳句とエッセイは我が人生の生きがいかもしれません。

五体の器官も長く使っていると・・・

大津様、昨今は人生が長くなりましたが、やはり70年80年と
働き続けの身体の器官、老化が来るのも無理ないですね。
耳が遠いと長生きと昔の人は言いましたよ。我が家もご隠居が
少し…(本人には言えません)TVの音が私には大きすぎるのですが、仕方がないですね。日常生活に支障がなければ”良し”です。
治聾酒、初めて聞きました。読んで字の如し、効き目があるといいですね。

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://hideyo.blog69.fc2.com/tb.php/1427-d7d6f0b8

 | BLOG TOP |