冬野四月号

毎月月末か一日前に届く冬野がなかなかつかない。どうかしたのかと思っていたら月末ぎりぎりの夕方届いた。
最近宅配業者の困窮が伝えられているが、その影響かもしれないと思いつつ手にした。
例によって冬野四月号並びに他の句会の入選句をご紹介しよう。
冬野四月号
 屠蘇を酌む孫の連れ来し青年と
 雪降るをどこか待ちゐる心かな
 浮寝鴨とは首しまふだけのこと
 落ち着かぬ猫の素振りや春隣
 鄙宿の昼も霜置く暗さかな
 凍蝶をつまめば骸なりしかな
 子供らの夢は出初の消防車
 小正月妻にその気のなかりけり
 梅が香や如水閑居のたたずまひ
 浅春や二人で拾ふ日のかけら
 梅仰ぐみな俳聖の眼して
 鳴り止まぬ宮の大鈴春浅し
冬野インターネット俳句
 これ以上褪せられぬ身の春の風邪
 剪定ややんちやな枝は切り落す
 市民権得たる顔して残る鴨
俳句ステーション
 初鳴や田畑を持たぬ島の家
 鶯の遠音か老いの空耳か
 山寺の縁に居座る余寒かな(特選一席)
 梅を見る浮世のことを外に置き
愚陀仏庵インターネッと俳句
 天平に思ひ巡らせ梅に立つ
 初電話さしたる用もなきものを(3月号補追)

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