五月の花ごよみ「新茶」

私の故郷久留米市のすぐ隣は八女市で、そこは全国的に有名な八女茶の産地である。
筑後平野と言えば米どころで広々とした田んぼがどこまでも広がっているが、その平野の東側は耳納連山の裏手の丘陵地帯で、そこは八女茶の産地でもある。
八女茶の歴史は古く1423年に明から帰国して霊巌寺を開いた栄林周瑞禅師が、八女・黒木の地が明の修行先・蘇州霊厳寺の地形環境によく似ていたから広めたと伝えられている。
お茶と言えば新茶で、その年の新芽を摘んで製造されたものを言う。走り茶とも言われて新鮮な香りがあり、珍重されている。一方新茶が出回るととたんに今までの茶は古茶となってしまう。
昔は大勢の女性が一斉に並んで新茶を摘んでいたというが、何時しか機械摘みに変わってあののどかな光景や茶摘み歌は遠いものになってしまった。
地元に住む高校の同級生に案内され、丘の上から眺めた広大な茶畑がいまも忘れられない。

  新茶にはぬるめがよしと母は子に  英世

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