久しぶりの脊振山Ⅱ

しばらく歩いていると素晴らしい三つ葉つつじのトンネルが私を迎えてくれた。
常日頃は修飾語の多い文章は嫌いだと言っておきながら、この日の山道はそのことを遠く忘れさせるほどの絶景で、あえて修飾語べたべたの文章でご紹介しよう。
ピンク色で身を飾った三つ葉つつじは、きらきらと零れる木洩れ日にその美しい若葉とピンクの花を揺らしながら、私の心と体を同色のピンク色に深く染めていった。
目を足下に移せば、これまたピンク色に敷き詰めた絨毯に、柘植の木の小さい黄色の花びらを鏤め、踏むのを躊躇わせるほどの美しさと豪華さである。
また、時折谷から吹き上げる風は汗ばんだ私の頬から首筋をやさしくなでて、次に踏み出す一歩を手助けしてくれる。
1時間ほど歩いて唐人舞と言う大きな岩の鼻に着いた。
唐人舞の名の謂れは、その昔渡来人の女性がここから祖国を偲んで舞を舞ったことから名づけられたとされている。その祖国を思う乙女心に打たれながら、遠く玄界灘から朝鮮半島を望む(見えたつもり)眺めは絶景であった。
途中の少し開けたがれ場が私の何時もの食事場所で、この日もおにぎり弁当とデザートの破れ饅頭、それに山の水がことのほか美味しかった。

  谿風やどこへ行ったの夏帽子  英世

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